家族の団らん 面会室*(加藤)


こんにちは!

今週のスタッフブログ担当 加藤 です。


最近悩んでいた母関係の悩みが

少しずつ解決…☆


というのも今も入院している母、

薬の副作用や長年の入院による筋力低下で

5年ほど前から背骨がだいぶ曲がっているのですが



数カ月前、病院内でひどく転倒してしまったのです💦💦




面会に行ったら車いす姿で

唇も切ったのかひどく腫れていて



いつもは「えっちゃーーん(^O^)」と小さい子を扱うように出迎えてくれる母が

このときは悲しそうな顔をした しょんぼりママさん でした





主治医も薬を調整するなどして

日に日にしょんぼりはなくなってきたのですが

「車いす」

という楽ちん・快適なアイテムの良さを知ってしまったママさんは・・・



「歩く」という意欲がなくなってしまったのです( ;∀;)





「車いすが女神様(ママさんのこと)を運んでくれるから

このままでいい! 」



って(ΦωΦ)(ΦωΦ)





病院側からは

今の状態で歩いたことでなにかあっては怖いからと

移動時は車いすを利用してほしいと言われ (わからなくはない、、納得できます)



リハビリの話は一切出てこず、、



車いすになったことで

自由に外出・外泊も出来なくなったママさんを見て


娘として

何かできないもんかとリハビリ施設を調べたりずっとモヤモヤしてました。




そんなある時

母の面会に行った父から送られてきた母の写真…



歩行器を使って面会してる・・・!!!☆



病院側からリハビリの提案があり

ママさんも前向きに取り組みだしたようで





つい先日、私も久々に母の面会へ行ってきました♪




面会室までは歩行器を使い

その後は自分の足で歩いてた母を見て

ホッと安心。



とともに

『母も病院内で頑張っているんだな…*』と思い

普段は照れくさくて中々素直な感情を親に伝えられない私ですが

「頑張ってるね*」 と存分に褒めてあげました




今の長期入院につながっているのは

私の高校受験を機に勉強に集中してもらうため

という父の配慮から始まっているのですが💦



退院するにも家で面倒を見れる体制が整えられなかった当時

「退院したい」という母の希望を

『なんとか病院に居てほしい。じゃないと生活が成り立たなくなる💦』

(父も母に付きっ切りだと「稼ぐ」ことすら出来なかったのでね)

と説得していた過去。



私も母が家にいることで

安心して学校に通ったり友人と遊ぶことすら出来なかったので

母から「退院したい」と言われても

病院にいるメリットばかりを母に伝えていた頃がありました。(一生分の後悔です(;_;))




大人になった今となっては

『どれほど母の自由を奪ってしまったのだろうか…💦』と

強い自己嫌悪に陥ることがよくあります。

(特にPSWを取得してから毎日感じます)



母も今となっては病院が居心地いいと感じてくれているようで

そのせめてもの償いとして

(償いなんぞで母の人生は返ってこないんですがね、、😣💦)

父や私も定期的に面会に行ってます。



病院の面会室は

私たち家族にとって

ほどよい距離で家族関係を構築できる大事な場所。



エアコンと窓と机と椅子があるだけなんだけど家族の団らんともなる家のリビングのような場所です。*



地域生活を促進するPSWとしてだったら
こんなこと言うのは間違ってるとわかってますが
「家族」としては
いつも私たちに代わって母の面倒を見て頂いてる病院には感謝しています。🍀



話は変わって
そんな母が育った故郷をたずねて
先日 香川県善通寺市に行ってきました。✈
高松空港着。
飛行機の奥に「さぬき」の文字が。




…あ。



窓越しにわたしが写ってる。笑

いつも母に会う度
口癖のように
母「善通寺の○○さん(母の名)です」
と言うのがご挨拶。笑


そんな善通寺市の街並みを車で走らせながら
『ここ昔の母も通ったのかなぁ?』
なんて想像しながら
感慨深い思いにふけってました。


おみやげに
善通寺の御守りを買ってあげたのですが
現在病室に持ち込んでよいのか
確認中~。



持ち込み制限があるのも精神科の特徴です。




香川県



初めて四国へ行きましたが
「小豆島」という離島も含め
自然豊かで静かなよい街でした(*^^*)

ひとりやないで!
加藤(もみこ)

ひとりやないで!

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